2006/12/27

「ウェブ人間論」を読んで

ウェブ人間論
ウェブ人間論
posted with amazlet on 07.03.28
梅田 望夫 平野 啓一郎
新潮社 (2006/12/14)
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「ウェブ進化論」の梅田望夫氏と芥川賞作家の平野啓一郎氏の対談をまとめられた本です。すでに、リアルやネットで話題になっているし、梅田氏の"おわりに"でまとめられているので、全体についてではなく、気になった点について書くことにします。

まず、P164あたりで議論されていた「独り語り型のブログ」について考えたことです。このブログがまさに独り語り型だったりします。アクセス数を見ても、一日に多くても20~30程度です。確かにこの文章を誰も読まないだろうと思いながら、書いてはいますが、だからといって個人情報は書かないようにしているわけで、他人に読まれる可能性があることを前提にしています。事実上、誰にも読まれていなくても、読まれることを前提に書いています。

他に「独り語り型」を書いている人が、すべて私と同じように読まれることを前提に書いているわけではないと思いますが、「誰にも読まれていない=自分だけに向けて書いている」ではないような気がします。

なんか読んだときにはもっといろいろなことを考えていたような気がするんですけど、その場でメモをしないとすっかり忘れてしまいました。